「鉄緑会(てつりょくかい)」に負けない戦略を立てなければ、東大には合格できない。

鉄緑会のカリキュラムは、ざっくりいうと、こうなっています。

 

中1・・・中1〜中3の全範囲。

中2、中3・・・高校1年〜高校3年の全範囲。

高校3年間・・・東大対策のみ。

 

そう。高校1年になった時には、すでに東大の問題を解いているのです。

海城高校時代のクラスメイトで、高校2年の時に東大模試を受けて、全国トップ10に入っている天才的な友人がいました。

彼は、鉄緑会出身者ではありませんでしたが、高校1年の時に、すでに東大対策が終わっていたらしく、あと2年で、東大合格をより完璧にするという感じでした。

彼の戦略も、高校1年の時には、すでに対策が終わっている状態を作るという戦略だったので、鉄緑会と同じです。

 

あなたが東大を目指そうとした場合は、進学校に在籍していたとしても、ライバルは、同じクラスの人ではありません。

鉄緑会に通っている人がライバルになります。

 

相手は強敵です。

もともと開成高校に入るくらいの頭脳の持ち主で、しかも、東大対策を3年間している人が相手なわけです。

どうしたら、鉄緑会出身者に勝てるのかを考えるのが、勉強法を身につけるということなのです。

 

 

「ライバルは鉄緑会(てつりょくかい)だ」と思って、勉強する。

 

東大進学塾として一番有名なのが、鉄緑会(てつりょくかい)です。

東大医学部の合格者の60%は、鉄緑会出身です。

 

実は、石井も、海城高校時代、鉄緑会の入塾試験を受け、なんとか入ったのですが、ついていけなくて1ヶ月で辞めたという過去があります。

25年以上前の話です。

その時は、代々木の小さな雑居ビルを借りている小さな塾だったのですが、今は、代々木に自社ビルを持っているくらいの有名塾になりました。

 

鉄緑会は、ビジネスとしても、戦略が優れています。

ビジネスとしての鉄緑会の凄さは、まず、指定校制度があることです。

開成高校、桜蔭など、有名校ではないと、入れてさえもらえないという敷居の高さがあります。

無名高校でトップの成績だったとしても、入れません。

中高一貫校で、なおかつ、偏差値70以上の高校ではないと、お金を払っても、入れてくれないのが鉄緑会です。

しかも、中1からならば、入りやすいのですが、高校から鉄緑会に入るには、かなり難しい試験を突破しなければいけなくなります。

東大に入るよりも、鉄緑会に入る方が難しいのではないかと言われるくらいです。

 

「なかなかは入れない」と言われると、「入れてくれ」とお願いしたくなります。

高額だったとしても、なかなかは入れなくて、東大合格率ナンバーワンなのであれば、入れて欲しいと頭を下げなければいけなくなります。

ブランド力も東大並みというのが、鉄緑会の凄さなのです。

 

「奴雁の目(どがんのめ)」を持つことが、勉強法だ

 

「奴雁の目(どがんのめ)」とは、福沢諭吉先生が提唱された言葉です。

雁は、鳥の名前です。

他の全ての雁が、餌を食べようと、夢中になって下を向いている中、一羽の雁だけ上空に目を凝らし、敵が襲ってこないかどうかを見張っている。

この見張りをしている雁のことを奴雁といい、一人だけ別の視点で物事を見ることを「奴雁の目(どがんのめ)」と言います。

福沢諭吉先生は、他の人が一つの方向を向いている時こそ、全く違う方向を向いていることがリーダーとして大切だと言います。

 

これは、勉強法にも当てはまります。

多くの人は、「勉強をしよう」と、いきなり参考書を開いたり、問題集を買ってきたりして、勉強を始めています。

そんな中、あなたは一人だけ、「勉強法を勉強する」のです。

 

勉強法を身につけてから勉強を始めるのと、何も考えずに無策で勉強を始めるのとでは、最終的な結果が大きく違ってきます。

戦略がないままに、初めの一歩を踏み出すのは、危険です。

戦略を立てることに、時間を使う人が、成功する人なのです。