受験すべきか。受験しないべきか。それが問題だ。

「そもそも受験をすべきかどうか」というのが大戦略です。

戦争をすべきか、しないべきか。話し合いで解決できる道はないのか。解決する手段として、戦争が一番いいものなのかと考え続けるのが、大戦略です。

 

「戦わずして勝つ」というのが、兵法で最上の策だと言われます。

大学に行くことは、あなたの人生で、どんな意味を持つでしょうか。

ビジネスを起こしたい」というのであれば、学校に行かずに起業した方がいいかもしれません。

私の友人で、「ビルゲイツは19歳で起業したんだから、それよりも早く起業しないと勝てない」と行って、大学に行かずに会社を作った人もいました。

ちなみに、アップルの創業者のスティーブ・ジョブズは21歳で創業。

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグは19歳で創業しています。

とはいえ、大学在学中に起業した方が、学生起業家と言われて、多くの人に会えたりするので、起業するにしても、大学進学を私は進めています。

 

芸能界に行くのであれば、大学に行っている時間にテレビに出なければいけないかもしれません。

もし、高校生のうちに人気タレントになっているのであれば、そのままテレビに出続けた方が、将来のためにいいかもしれません。

「特に、自分は何もしていないから、大学に行く」というのも、立派な大戦略です。

就職でもなく、企業でもなく、タレントになるわけでもなく、プロ野球選手になるわけでもなく、大学に進学するんだと心に決めることで、勉強をするときの推進力が生まれるのです。

 

合格するためには、ぶっちぎりか、115%戦略か、ギリギリ戦略かの3種類ある。

試験に合格するためには、3つのゴールを設定する必要があります。

 

  • ぶっちぎりで合格する。
  • 合格最低点の115%を狙って合格する。
  • 合格最低点より1点多くとって合格する。

 

この3つです。鉄緑会では、風邪をひいていても、骨折をしていても、どれだけ当日に知らない問題が出たとしても、ぶっちぎりで合格することを目標にしています。

あらゆる不測事態が生じても、合格するように、中学1年から東大対策をしています。

もちろん、理想的には、ぶっちぎりで合格するのがいいに決まっています。

ですが、時間がない、スタートラインが低い状態では、この状態は狙えません。

 

三の合格最低点を狙う方法ですが、この場合は、試験の配点が少し変わっただけで落ちてしまったり、運の要素が強いので、少し問題傾向が変わっただけで、落ちてしまいます。

 

一番いいのは、合格最低点の115%を狙う方法です。

70点で合格できるのであれば、80.5点を目標にします。

合格最低点の合計が200点なのであれば、230点を目標にします。

こうしていくことで、少し予想が外れたとしても、合格できます。

もちろん、大幅にコンディションが悪ければ合格できませんが、大抵の場合に合格できるラインが、115%を目標にするということです。

120%でもなく、110%でもなく、115%が、やる気を失わないちょうどいいラインなのです。

鉄緑会の講師の時給は、八千円だ。

鉄緑会は、講師も全員、東大生です。

東大文Ⅰか、東大理Ⅲの現役学生です。

私が通っていた25年前から、同じです。

今はさらに、鉄緑会出身者で、東大模試の時点で全国トップ10に入っているくらいの人しか、講師ができないようになっているようです。

(私の弟は、鉄緑会出身で、鉄緑会の講師をしていた時期がありますが、(25年前)全国模試でトップ10に入ったことがあるため、採用されました)

 

時給は8000円というのが、まことしやかに言われている、鉄緑会講師の時給です。(今は、変わっているかもしれませんが)

 

鉄緑会に通っている中で、さらに東大模試でトップクラスになると、合格した後に鉄緑会の講師にならないかと、高校生のうちから、誘われるそうです。

合格していないにもかかわらず、合格確実なので、お声がかかるわけです。

 

こういう人と、本番の東大受験では戦わなければいけないのですから、大変です。

鉄緑会の中でも、将来の講師候補は、とんでもない実力の持ち主です。

どうしたら、勝てるのか? いや、勝つ必要はそもそもないのか。

戦略を考えるときに、一番強いライバルの存在を考えることは、とても大切なのです。

「鉄緑会(てつりょくかい)」に負けない戦略を立てなければ、東大には合格できない。

鉄緑会のカリキュラムは、ざっくりいうと、こうなっています。

 

中1・・・中1〜中3の全範囲。

中2、中3・・・高校1年〜高校3年の全範囲。

高校3年間・・・東大対策のみ。

 

そう。高校1年になった時には、すでに東大の問題を解いているのです。

海城高校時代のクラスメイトで、高校2年の時に東大模試を受けて、全国トップ10に入っている天才的な友人がいました。

彼は、鉄緑会出身者ではありませんでしたが、高校1年の時に、すでに東大対策が終わっていたらしく、あと2年で、東大合格をより完璧にするという感じでした。

彼の戦略も、高校1年の時には、すでに対策が終わっている状態を作るという戦略だったので、鉄緑会と同じです。

 

あなたが東大を目指そうとした場合は、進学校に在籍していたとしても、ライバルは、同じクラスの人ではありません。

鉄緑会に通っている人がライバルになります。

 

相手は強敵です。

もともと開成高校に入るくらいの頭脳の持ち主で、しかも、東大対策を3年間している人が相手なわけです。

どうしたら、鉄緑会出身者に勝てるのかを考えるのが、勉強法を身につけるということなのです。

 

 

「ライバルは鉄緑会(てつりょくかい)だ」と思って、勉強する。

 

東大進学塾として一番有名なのが、鉄緑会(てつりょくかい)です。

東大医学部の合格者の60%は、鉄緑会出身です。

 

実は、石井も、海城高校時代、鉄緑会の入塾試験を受け、なんとか入ったのですが、ついていけなくて1ヶ月で辞めたという過去があります。

25年以上前の話です。

その時は、代々木の小さな雑居ビルを借りている小さな塾だったのですが、今は、代々木に自社ビルを持っているくらいの有名塾になりました。

 

鉄緑会は、ビジネスとしても、戦略が優れています。

ビジネスとしての鉄緑会の凄さは、まず、指定校制度があることです。

開成高校、桜蔭など、有名校ではないと、入れてさえもらえないという敷居の高さがあります。

無名高校でトップの成績だったとしても、入れません。

中高一貫校で、なおかつ、偏差値70以上の高校ではないと、お金を払っても、入れてくれないのが鉄緑会です。

しかも、中1からならば、入りやすいのですが、高校から鉄緑会に入るには、かなり難しい試験を突破しなければいけなくなります。

東大に入るよりも、鉄緑会に入る方が難しいのではないかと言われるくらいです。

 

「なかなかは入れない」と言われると、「入れてくれ」とお願いしたくなります。

高額だったとしても、なかなかは入れなくて、東大合格率ナンバーワンなのであれば、入れて欲しいと頭を下げなければいけなくなります。

ブランド力も東大並みというのが、鉄緑会の凄さなのです。

 

「奴雁の目(どがんのめ)」を持つことが、勉強法だ

 

「奴雁の目(どがんのめ)」とは、福沢諭吉先生が提唱された言葉です。

雁は、鳥の名前です。

他の全ての雁が、餌を食べようと、夢中になって下を向いている中、一羽の雁だけ上空に目を凝らし、敵が襲ってこないかどうかを見張っている。

この見張りをしている雁のことを奴雁といい、一人だけ別の視点で物事を見ることを「奴雁の目(どがんのめ)」と言います。

福沢諭吉先生は、他の人が一つの方向を向いている時こそ、全く違う方向を向いていることがリーダーとして大切だと言います。

 

これは、勉強法にも当てはまります。

多くの人は、「勉強をしよう」と、いきなり参考書を開いたり、問題集を買ってきたりして、勉強を始めています。

そんな中、あなたは一人だけ、「勉強法を勉強する」のです。

 

勉強法を身につけてから勉強を始めるのと、何も考えずに無策で勉強を始めるのとでは、最終的な結果が大きく違ってきます。

戦略がないままに、初めの一歩を踏み出すのは、危険です。

戦略を立てることに、時間を使う人が、成功する人なのです。