アナウンサー物語(自伝)
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アナウンサー時代の写真



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大学1年
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大学2年
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大学3年
(前編)

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大学3年
(後編)

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大学4年
(前編)

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大学4年
(後編)

-- 6月25日に安田火災の内定をいただいた。
親は喜んだ。
これで、息子は30歳で1000万円という慶応経済のエリートコースに乗っかることに成功した。
いままで育ててきて本当によかった。
しかも、引越し先は、安田火災の本社がある新宿なのだ。
6月25日に安田火災の内定。
そして、徒歩10分のところに本社がある、そんな場所に6月30日に家族で引越しをする。
縁があるね。
そういって家族は喜んだ。

だが、俺は複雑だった。
アナウンサー試験は続けたい。
なぜなら、逸見さんのようになる。そう決めたからだ。
確かに、こんな妖怪人間の俺を拾ってくださった安田火災には感謝している。
でも、俺はアナウンサーになりたいんだ・・・
親は、
“まだそんな夢みたいなことを言っているのか?30歳で1000万だぞ。エリートだぞ。何の文句があるのだ?”
そう言っていた。

そんな折、7月1日、安田火災の内定式が行われた。
内定者は200人近くいた。
皆とてもいい奴ばかりだった。とても気が合う奴らで、内定の喜びを分かち合っていた。
そして、安田の内定式では、こんな催しが行われたのである。

“理想の安田マンについて”
これをあと3時間後にみなさんに発表していただきます。
10人のグループで20組に分かれていただきます。
優勝、準優勝したチームには、景品がありますよ!
そう言われた。

10人のチームが決まった。 “時間がないな。そうだ!みんな、紙芝居の演劇をやろうよ!
俺が脚本を書くから、みんなは絵を書いて、セリフを覚えてくれ!”
そういって自分がリーダーシップを発揮した。
すると、なんと20チームのなかで準優勝を獲得してしまったのだ。
人事担当者からも、
“これは全部村上くんのアイデアでしょ。さすがだね。
君のそういった独特の感性を評価して、うちは君を採用したんだよ。
君の入社してからの活躍を期待しているよ。”と言われた。

正直言って、やばい。(笑)
自分の評価が高くなってしまった。(爆)
俺はアナウンサー志望者なのだ。間違いなく。
にもかかわらず、損害保険業界での評価が高い。(笑)
だが、自分を認めてくれる会社がある。
こんな妖怪人間を高く評価していただいているのである。

しかし、自分の夢。それはアナウンサーである。
逸見さんのようになるのだ。
これだけは誰にも譲れない、俺の夢なのだ。
そう思い、アナウンサー試験は続けていた。

すると、ひとつだけ、なぜかアナウンサー試験で順調な局があった。

それが、S放送である。
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